93歳で「渡鬼」新作執筆 橋田壽賀子さん“超老人力”の秘訣

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「私は刺し身も嫌いだし、やはり魚より肉が好きですね。鶏肉、豚肉、牛肉どれも好きですが、ひき肉のようにしてハンバーグなど料理してもらったり、焼き豚(チャーシュー)とすき焼きが大好きで、それ用の肉はいつも冷蔵庫に入れてあります」

 このとき88歳。ジムでパーソナルトレーニングを週3回やり、ストレッチやスクワットなどで汗を流し、プールで1キロ泳いでいることなどを明らかにしていた。どうやら、健康長寿には肉と運動が関係しているらしい。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。

「私はデイサービスなどで、高齢者の皆さんと身近に接する機会が多いのですが、認知症の方はご自身の昔話ばかり好んでされます。病院や介護施設では、喜びも、楽しみも、そのほとんどを過去の記憶に求めて、新しいものをつくりだしたり、発信しようという方はあまり見かけません。でも、現在を生きて、新作をつくり続けることこそ、認知症などを近づけない秘訣なのかも。93歳で新作を発表した橋田さんの今のお姿は、そうしたご高齢の皆さまには、生き方の指針になるのではないでしょうか」 

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