沖縄出身歌手を一大勢力に 引退した安室奈美恵の最大功績

公開日: 更新日:

 沖縄出身歌手の人気は一過性に終わらず、00年代以降も夏川りみ、D-51、HYなどが「紅白歌合戦」に選ばれ、完全に一大勢力となった。

 売れない時もブレークしてからも、安室はひたすら歌って踊ってきた。行く末が見えない状況でもめまぐるしいほどのスケジュールでも、地道にレッスンを繰り返してきた。

 安室のたゆまぬ努力が、音楽界での沖縄の存在価値を向上させたのである。

文・岡野誠(芸能研究家)=1978年生まれ。早大政経学部卒。FLASH、週刊ポストの記者を経て、2017年にフリーに。近著に「田原俊彦論」=青弓社=がある。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ