“音漏れ”に1万人…安室奈美恵「引退」厳戒と熱狂の舞台裏

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 9月16日、ついに安室奈美恵(40)が引退の日を迎えた。

 前日の15日に沖縄県宜野湾市で行われた前夜祭では安室本人がステージに立ち、ファンに最後の別れを告げたが、コンサート会場となった沖縄コンベンションセンターの入り口は完全封鎖の超厳戒態勢。3500席しかない激レアチケットを入手できなかったファンは「それでも、少しでも安室の声が聞ければ」と「音漏れ」目的で全国から会場周辺に集結。その数なんと1万人。気温が優に30度を超える中、会場の隣の公園は4時を過ぎると足の踏み場がなくなるほどに“アムラー”でごったがえしていた。

 そんな中、フェス形式で行われたライブ「WE♡NAMIE」は、トップバッターに平井堅、次いでMONGOL800、BEGINらが出演。安室が引退について常々言っていた「最後は笑顔で!」を体現すべく、元気で明るい曲ばかり8曲を選曲。ドームツアーでは1曲目に歌った「Hero」などはなく、いい意味でファンの期待を裏切った構成となった。

 ステージではMC一切なし、SNSも発信せず、私生活は謎のまま。そんな彼女が15日に歌った8曲中、4曲がコラボデュエットというのも珍しい。また、沖縄に対する思いを発信するようになったのは引退を発表してからで、今まで口にしなかった人とのつながりを意識した内容にも感じられる。

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