著者のコラム一覧
小手伸也

1973年、神奈川県生まれ、早稲田大学卒。劇団inner child主宰、作家、演出家、俳優、声優の何でも屋。出演作にてあらゆるスパイス(?)をふりまき、さらなる弾みをつけたいともくろむ“シンデレラおじさん”。4月期は月9ドラマ「SUITS/スーツ2」(フジテレビ系)、連続ドラマW「鉄の骨」(4/18スタート)、「いいね!光源氏くん」(NHK、土曜23時30分~)に出演。

月9俳優なのにバイト生活…時給1200円プラス諸手当が魅力

公開日: 更新日:

 はじめましての方も多いとは思われますが、今週よりこの身の上のよしなし事を、そこはかとなく書きつくることとなりました、小手伸也と申します。この芸能界という煌びやかな世界の片隅で、およそ華のある生活とは縁遠い人生を歩む中年俳優です。以後、お見知りおきのほど、よろしくお願い申し上げます。

 今年6月の「アウト×デラックス」(フジテレビ系)出演の際、通販会社のコールセンターでバイトをしている旨を明らかにして以来、その後の出る番組、受ける取材で、ことごとくバイトの話題になったり、どうも「月9俳優なのにバイト生活」という事実がかなり世間をザワつかせてしまっているようなんですが、実は僕、この状況には覚えがあります。

 十数年前、まだ早稲田で演劇三昧だった頃、サークルの先輩である八嶋智人さん(写真)の紹介で当時の演劇人界隈で広まった通販番組のオペレーターのバイトというのがありまして(その時の経験から今のバイトも選びました)、そこでヤマシゲこと山崎樹範とも一緒に働いていたことがあったんですが、彼がフジのドラマ「天体観測」のレギュラーに大抜擢された時、「もうバイトしなくていいでしょ?」と言っていたのが僕、「そんなレギュラー1本で急には無理だよ!」と言っていたのは彼でした。今なら分かる。まぁ無理なんですマジで(笑い)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い