「まんぷく」のモデルも NHKと大阪企業が密接すぎる不思議

公開日: 更新日:

 10月スタートの朝ドラ「まんぷく」。世界初の即席めん「チキンラーメン」を発明した日清食品創業者の安藤百福・仁子夫妻をモデルにしたドラマだ。

 ヒロイン福子を演じる安藤サクラは奥田瑛二と安藤和津の次女で、2012年には柄本佑と結婚、昨年、女の子を出産。朝ドラ初のママさんヒロインとして奮闘している。

 初回の視聴率は23.8%。前作「半分、青い。」の21.8%を超え、出だしはまずまず。安藤も、夫役の萬平を演じる長谷川博己も演技派なだけに、安心して見られると好評だ。

 朝ドラといえば、毎回ヒロインの子役時代があるのがお決まりだが、今回はそれがなかったのも新鮮だ。

 しかし、公共放送のNHKが一企業の創業者を取り上げ続けるのはいかがなものかという意見も。

「今回に限ったことではありません。NHK大阪は『マッサン』ではニッカ、『あさが来た』は大同生命、『べっぴんさん』はファミリア、『わろてんか』は吉本興業と、在阪企業の創業者をモデルにしたドラマが続いている。確かに前回の『半分、青い。』のように展開がわからないドラマより安心して見ることができるけど、企業とタイアップしたとしか思えないドラマばかり続いていては。視聴者もモヤモヤしていると思う」(テレビウオッチャー)

 企業名や商品名を挙げるのはタブーとされるNHKが企業ドラマをやる矛盾。

 さて、「チキンラーメン」や「カップヌードル」の名称はどう表現するのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”