2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因
「この夏は不作を通り越して『凶作』ですよ」
こう言うのはパ・リーグのスカウト。
甲子園のネット裏にはプロ12球団に加えて米メジャー球団のスカウトたちもいる。18日に登場した織田(横浜)のような飛び抜けた実力をもった選手はともかく、今後も追い掛けたいと思う選手があまりにも少ないと、このスカウトはこう続ける。
「原因は低反発バットじゃないですか? 以前はドラフト候補ひとりの力で勝ち上がるチームも珍しくなかった。甲子園に来れば、自分の担当区域外からも面白い選手を発見できました。ところが、低反発バットになって、一発で試合をひっくり返しにくくなった。飛び抜けたスラッガーがひとりいるくらいでは、地区大会で勝ち上がり、甲子園に来るのが難しくなったのです。飛び抜けたエースがひとりいても、味方の援護点が入りにくいわけです。いま、甲子園まで出てくるのは、走塁や小技、守備など組織力があって総合力の高いチームです」
低反発バットが本格導入された2024年夏の甲子園は、本塁打がわずか7本。1974年の金属バット導入以降で最少だった。昨25年も10本と24年に次いで少なく、今年も18日終了時点で6本にとどまっている。
高校球界に逸材がいないわけではない。が、聖地にたどり着く以前に力尽きているということだ。


















