夏の目の病気(2)大量の目ヤニ、充血、目の腫れが見られたら…
今回も、高温多湿な日本の夏に流行しやすい目の病気についてお話ししたいと思います。俗にいう「流行(はや)り目」、正式には「流行性角結膜炎」と呼ばれる結膜炎について説明します。
前回で取り上げた「プール熱」と「流行り目」は、どちらもアデノウイルスというウイルスに感染することが原因で発症します。ただし、同じアデノウイルスでも型が異なり、流行り目は8.19.37.54型などに感染することで罹患します。
非常に感染力が強いため、学校で誰かが感染に気づかずに登校すると、飛沫感染や接触感染であっという間にクラス内の多くのお子さんにうつってしまいます。この特徴から、流行性角結膜炎は「流行り目」と呼ばれるようになりました。
一年を通して罹患する人が見られますが、暑い時季を好むウイルスのため、夏の発症が多くなっています。潜伏期間は5~14日間で、発症すると大量の目ヤニ、結膜(白目)の充血、まぶたの腫れといった症状が現れます。まぶたの裏にブツブツした濾胞(ろほう)ができてゴロゴロとした異物感を覚えたり、涙が止まらなくなったりすることもあります。まず片方の目に症状が出て、その後もう片方の目にも症状が出ることが多いです。プール熱と違い、喉の痛みや発熱はありません。


















