後輩は尊敬も…沢田研二「80歳まで」に浴びせられる冷や水

公開日: 更新日:

 実際のところ、沢田がドタキャンした、さいたまスーパーアリーナ公演は約7000人集まった観客の多くがイベンターが集めた無料招待の分だったという情報もある。「勝手にしやがれ」「時の過ぎゆくままに」「カサブランカ・ダンディ」など、大ヒット曲を何曲も持っていながら、それにあぐらをかいてサービス不足だったり、若いファンの獲得に乗り出すといった努力をしてこなかった自業自得のツケが噴出したとみるべきだろう。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。

「日本の音楽シーンには、沢田さんをリスペクトする後輩が何人もいます。『B’z』の稲葉浩志さんは『勝手にしやがれ』をカバーしていますし、ロックバンド『黒夢』の清春さんは沢田さんの絶頂期をコスプレしたような衣装と振り付けで、沢田さんのようにステージでたばこをふかしています。『BUCK―TICK』の櫻井敦司さんら、沢田さんの影響を受けたと公言するアーティストとコラボをしたり、一緒にライブをなさったら、盛り上がるでしょうにもったいない」

 前出のたけしは「またタイガースでやってほしいな。岸部一徳のベースで」とコメントしていたが、「ザ・タイガース」は2013年に再結成し全国ツアーを行っている。グループサウンズの「ザ・ワイルドワンズ」は今も現役で人気である。かつての仲間と再び手を組んで集客アップするのも手だてのひとつだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  2. 2

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  3. 3

    中日についてオレが思うことを言っちゃおう。一向に補強もせず、本当に勝ちたいのだろうか

  4. 4

    BoA、五木ひろし、さだまさし、及川光博…「体調不良で公演中止」が相次ぐ背景

  5. 5

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  1. 6

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 7

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  3. 8

    教え子の今岡真訪が蹴った“倍額提示”…「お金じゃありません」と阪神入りを選んだ

  4. 9

    兵庫県警まで動員し当局が警戒…NHK党・立花孝志党首の“あり得ない”参院選の街宣ぶり

  5. 10

    巨人無残な50億円大補強で“天国から地獄”の阿部監督…負けにお決まり「しょうがない」にファン我慢限界