子供を叩くしつけは発達の遅れに関連? 幼児期の発達と行動に及ぼす影響
0歳~就学前の乳幼児期は、子供の健康や学習、情緒的な幸福感を形作る上で重要な時期だと考えられています。
一方、低~中所得国では、貧困や学習機会の不足などに加えて、養育者による暴力的なしつけが、子供の発達を妨げる要因として指摘されてきました。
近年の研究ではまた、暴力的なしつけが軽度のものであっても、子供の発達の遅延や情緒的な不安定、攻撃的な行動の増加に関連することが報告されています。そのような中、子供に対するしつけと、発達の遅延や攻撃性との関係を調査した研究論文が、「日本疫学会誌」の電子版に2026年4月18日付で掲載されました。
ラオスで行われたこの研究では、24~59カ月の子供5007人が対象となりました。養育者に対して、過去30日間における子供に対するしつけの状況を調査し、怒鳴るなどの「心理的な罰」、叩くなどの「身体的な罰」、子供に望ましい行動を説明したり、おもちゃなどを取り上げたりする「非暴力的なしつけ」に分類されました。
また、20項目の質問票を使用して、養育者の報告に基づいて子供の攻撃性を評価し、子供の発達の遅延としつけの状況との関連性が分析されました。その結果、非暴力的なしつけを受けていた子供では、そうでない子供と比べて、発達の遅延リスクが18%、統計学的にも有意に低下していました。


















