愛用の「扇風機」に潜む危険 発火事故の多発も…意外と短い“寿命”とは
猛暑が予想されるこの夏、エアコンの買い替えを検討している人は多い。だが、扇風機にまで気を配っている人は少ないだろう。実は扇風機にも「寿命」があり、使い続けると発火による火災など、さまざまな危険を伴う可能性があるという。
実際の扇風機による発火事故例は、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が映像や写真で公開している。家電ライターの倉本春氏は「扇風機は物理的に動くものなので、比較的事故が起こりやすいのです」と話す。
■意外と短い扇風機の「寿命」
電化製品には経済産業省が2009年に導入した「長期使用製品安全表示制度」というものがあるのだという。経年劣化による事故の注意喚起を促すため「設計上の標準使用期間」の表示を義務付けられており、これは扇風機も例外ではない。
「パナソニックや日立のような大手電機メーカーの場合は概ね10年、廉価な製品だと6年が目安として設定されていることが多い。ただしこれはあくまでテスト上の数値です。機械的な耐久試験によって算出したもので、必ずしも安全を保証するものではありません」(家電ライター倉本春氏、以下同)
年数のカウントは製造年ではなく、購入日(使用日)からが起点となる。ただし、製造年から長年経過していると修理などの対応が難しくなる。
では、どんな異変が出たら買い替えを考えるべきか。
「まず音の変化です。通常は一定のふわーっという風切り音がしますが、回転数が不安定になったり、ギア部分からガキガキと異音がしたりすれば、モーターに問題が起きているサイン。モーター部分が明らかに熱くなっていたら、即座に使用をやめてください」

















