(1)作るのはもっぱら、招き猫
浅草の春はあでやかに終わる。
肌にあたたかい風が吹くたびに、桜の花びらがどこからともなく舞いこんで、目の前をちらちらと流れてゆく。
「今年も花見に行き損ねた」
善爺が仏頂面で言った。
「ちょいと言問橋まで行くだけなのに、なんで毎年、大川土手の桜を見損…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,047文字/全文1,188文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】
今なら!メルマガ会員(無料)に登録すると有料会員限定記事が3本お読みいただけます。


















