ヤクルト・モンテルは日本で“泥水をすすった”苦労人…球団破産、野手転向、西武戦力外からの大逆襲
若くして苦労を重ねた甲斐があったというものだ。
昨5月31日の楽天戦で決勝の適時打を放ったヤクルトのモンテル(26=写真)。兄は、ヤクルトで投手としてプレーしていたジュリアスだ。
金光大阪高から滋賀に拠点を置くクラブチームのOBC高島に入団。2020年には、沖縄県初のプロ球団として発足した琉球ブルーオーシャンズ(23年破産)に投手として入団。兄ジュリアスと兄弟で所属していたが、21年に自主退団に追い込まれた。球団の資金繰りが悪化し、給料未払い問題が発生するなど、およそプロとは言えない環境でも腐らずプレーした。
琉球退団直後に四国IL・徳島に移籍、持ち前の身体能力の高さと、真面目に全力プレーをモットーとする姿勢が相まって、才能が徐々に開花し始めた。
「投手時代から打者としての才能は秀でていた。足が速くて守備もうまい。パワーも兼ね備えている。プロのスカウトからも、打者としてなら成功するとみられていた」(アマ球界関係者)
実際、野手に転向してわずか3カ月、22年に西武が育成ドラフト2位指名。支度金350万円、年俸400万円でプロの扉をこじ開けた。西武OBが言う。


















