今年だけで映画出演6本 黒木華の原動力は“焼肉とカラオケ”

公開日: 更新日:

 今年だけで出演作は、ナント6本! 日本映画界で引っ張りダコの女優・黒木華(28)の勢いが止まらない。

 夏のアニメ映画「未来のミライ」での声優を皮切りに、時代劇「散り椿」では義兄を密かに慕う武家の娘、森下典子氏の自伝エッセーを映画化した「日日是好日」では茶道教室に通うヒロイン、川村元気氏の同名小説を原作とした「億男」では主人公の妻役。そして来月1日公開の「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督、20世紀フォックス映画・KADOKAWA配給)も控えている。

 22日に行われた公開直前イベントには、ダブル主演を張る野村周平(24)とともに出席。物語の内容にちなんでMCから捨てられないものを尋ねられると、「お母さんからもらった靴とオーバーオール。身長もサイズもほぼ一緒で愛用しています」とイメージ通りのほほ笑ましいエピソードを明かしたのだった。

「普段は口数が少ないのに、古書のことになると能弁になるキャラクターが見事にハマっていた」(映画評論家の秋本鉄次氏)という「ビブリア――」に続いて、12月にはホラー映画「来る」の公開を控える黒木。舞台や朝ドラなど着実に場数をこなし、スクリーン映えする女優としてブレークスルーしたのは、ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞の快挙を成し遂げた「小さいおうち」(14年)だろう。割烹着の女中役を演じ、平成生まれなのに昭和顔という独自のポジションを確立したが、むろん際立っているのは容姿だけではない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る