自画自賛が一転…“イッテQ疑惑”対応を誤った日テレの痛恨

公開日: 更新日:

■2月の審議会では「歴史的な傑作」と絶賛

 図らずも日テレは今年2月、外部の有識者を招聘して行われる局内の番組審議会(放送法で設置が義務付けられている法定の審議機関)で、同番組の合評を行っていた。

 日テレのHPにアップされている概要によれば、〈日本テレビのバラエティーが生んだ歴史的な傑作なのではないか〉〈宮川さんがやる気になっていることが、好感度を上げている〉〈若い人たちがこの番組で活力やエネルギーを得ているのではないか〉〈見事な一種の芸術品に仕上がったのではないか〉といった声が目立ち、それを受け、日テレは〈これからも、視聴者の皆さんの信頼を裏切らない番組作りを心掛けていきたい〉と謙虚なコメントで締めくくっているから悪い冗談である。

 もっか、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会が、日テレに対し報告を要請する事態にも発展。同委員会がテレビ局側にBPO入りするかどうかを判断する材料を求めるのは珍しいことではないが、事態発覚後の「初動対応も含め、日テレのお粗末ぶりが目立つ」と、放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこう続ける。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々