自画自賛が一転…“イッテQ疑惑”対応を誤った日テレの痛恨

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 放送開始から11年と9カ月、日本テレビの看板バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」(日曜19時58分~)の疑惑がくすぶり続けている。騒動後、初の放送となった11日のオンエアはあくまで通常モード。平均視聴率も16・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と相変わらずの人気の高さを見せつけたが、ファンが多い番組だけに、日増しに深まる視聴者の疑念は日テレにとって痛恨のダメージだろう。

 俎上に載せられているのは、タレントの宮川大輔(46)が世界の過激な祭りを体験リポートする人気企画。8日発売の週刊文春がラオスには実際にない祭りを恒例の橋祭りとしてでっち上げたなどと報じたことを受け、日テレは同日、報道各社に文書で経緯を説明。すぐさま番組HPでも「誤解を招く表現があった」と陳謝したが、企画は現地コーディネーターからの売り込みで、参加者への賞金などについては知らぬ存ぜぬと、トカゲの尻尾切りを図ったことで大炎上。他局の情報・ニュース番組の中には現地に飛んでイッテQの企画に関わったラオス政府関係者を取材。日テレの言い分を完全に覆すなど、下手なウソがバレつつある。

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