大谷翔平に羽生結弦…毎年恒例“変わり羽子板”の肖像権は?

公開日: 更新日:

 昭和61年から開始し、今年で33回目。始めたきっかけは「お正月に女の子にキレイな羽子板をあげる」という風習と「押絵」と呼ばれる布などの素材を使って羽子板を装飾する技術を伝承していくため。

 そこで注目度の高い有名人の顔を作り始めたという。ちなみに第1回は、清原和博(当時西武ライオンズ)、ダイアナ妃、パンダのトントンなどが登場した。

「毎年、誰の顔を作るか社内会議で決定し、10月初めには制作を開始します。専門の職人が、型紙に“くるみ”と言われる布を巻きつけ、その上から手作業で着色し、押絵を施していきます。似せるために完成まで1カ月程度かかるものもあります」(前出の担当者)

「変わり羽子板」ほど写実的ではないが、同じくこの時期「変わり雛」も披露される。

 こちらを主催する人形店の一つ「東玉」(さいたま市)の担当者も、許可取りや謝礼の支払いなどはなく、クレームもないと話した。

 芸能人の“肖像権の保護”も活動の一つである、業界団体「日本音楽事業者協会(音事協)」に聞いてみると「(所属事務所により)個別な案件になるかと思いますので、回答はいたしかねます」と答えた。

 現段階では、暮れの風物詩となっているこの手のイベントで、いちいち目くじらを立てる野暮はいないようだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃