単館系正月ムービーはインド製作の“ナプキン映画”が面白い
成功のきっかけとなるコンペで、インドの著名人がこう挨拶する。「インドには10億人がいる。それは10億の頭脳があるということだ」。頭脳は発明を意味する。ナプキンはひとつのきっかけに過ぎない。そこに女性の存在が大きく加わるとき、インドという国のとてつもない底力が見えてくる。感動するのは、実にここなのだ。ラクシュミの国連での卓越した演説ぶりは、映画史に残ると思う。
(映画ジャーナリスト)