「家売るオンナ」好発進…北川景子は“日テレの米倉涼子”か

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「昨年7月クールは石原さとみ、10月クールは新垣結衣と、一、二を争う人気女優を主演にして数字が取れなかった。これでコケたら、もう何をやったらいいか分からない状態でしたからね」と、テレビコラムニストの亀井徳明氏がこう言う。

「この流れで『家売るオンナ』を持ってきたのは、ある意味、正解です。前2作品の石原や新垣が演じたヒロインに対し、北川が演じる不動産営業レディー“サンチー”はブレない強い女で、テレ朝ドラマで米倉涼子が演じるような路線。さらにコメディー色の強い1話完結で、毎回スカッと大逆転で家を売ってしまう爽快感が売りです。話の筋も単純明快で、リアルタイムでテレビに向かう層にウケる要素ですね」

 放送後のネット上の書き込みを見ても、おおむね支持派が多い。脚本の大石静氏は直近のTBS「大恋愛」の評価も高く、リアルタイム視聴派でない=数字に直結しない層にも受け入れられているようだ。

「前シーズン超えも十分あるでしょう」と、亀井徳明氏が続ける。

「刑事、法曹界、医療の現場というのが1話完結ドラマの王道。それ以外では“癒やし”“感動”“爽快感”が昨今のヒットする要素です。そんな雰囲気も取り込みつつ、“不動産業”という変化球がどこまで通用するかは、大石脚本と北川の演技にかかっています」

 15%を超えてくるようであれば、日テレにとって北川は、「テレ朝の米倉」のようになる?

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