著者のコラム一覧
クロキタダユキ

愛を綴る女(2016年、フランス・ベルギー)

公開日: 更新日:

 運命の男性。劇的な出会いを信じる女性は時々いる。1950年代の南仏の田舎に暮らすガブリエルもそんなタイプ。一度、そう思い込むと、周りの迷惑を気にせず突っ走る。その騒動に母は苦労し、娘を精神病院に預けようかとするが、当然拒否される。

 そんなとき、肉体労働者ジョゼが娘に好意を寄せていると知るや、強引に結婚させてしまう。新婚早々、「あんたなんか愛せないから」と絶縁宣言。セックスレスに。

 ところが、夫がカネを払って娼婦とコトに及んでいることを知ると、反動で性欲が抑えられなくなり、娼婦として夫に抱かれる。

 妊娠するも、流産。その際に病気を告げられ、生きる意欲を失って、温泉施設へ。そこで巡り合ったのが若い兵士だ。

 思い込みの激しい女性は正直、迷惑だが、そんな女性を演じるのがセクシー演技派女優のマリオン・コティヤールだからたまらない。惜しげもなく肢体をさらし、激しく絡むシーンはエロい。なんだけど、ボカしがマジで邪魔。イラッとする。せっかくの文芸作品が見ていて興ざめだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体