1歳年下フジテレビ社員の彼が“観劇デート”後の車中で…

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 ところがこのすぐ後、私は結婚したのである。

 フジテレビ移転の際の特番「復活夕やけニャンニャン」の広告宣伝を担当したのが、今の旦那だ。globeのフジテレビ主催のコンサートチケットを欲しがる姪の願いをかなえてくれた、1歳年下の社員。何度となく電話でやりとりしていると「お芝居とか見ますか?」と聞かれた。チケットが余っているんだと思い、劇場で待ち合わせると、彼はその場でチケット代を支払っていた。

――あらそういうこと?

 気付くのが遅い。中学の頃、クラスメートの男子から電話で「付き合ってくれ」と言われたとき、「どこへ?」と答えた私らしいか。終演後、送ってくれた車の中で旦那はこう言ってのけた。

「結婚してください。一生大切にします」

 ファンで、好きだったと。押せ押せのアプローチが始まり、3カ月後にうなずいていた。エッセーを読んだ地元からは「詐欺」との声も。「冬のオペラグラス」を貸しレコード屋で借りたという旦那。私はファンとして認めていない。 =つづく

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