青山佳裕
著者のコラム一覧
青山佳裕

1954年、東京生まれ。美空ひばりの時代から取材歴40年。現在も週刊誌などで活躍するベテラン直撃記者。

結婚はせず出世も…有働由美子「本音で生きる」という流儀

公開日: 更新日:

 平成28(16)年になると、「ようやく出産の可能性を諦め、やっとひとりで生きて行く自信が出てきた」という発言もする。結婚間近ともみられた5歳年下の青年実業家との破局の噂が流れた頃だ。

「もう、そんな大きな夢は持ってないんですよ」

 また直撃すると、さばさばした表情で有働アナは言った。

「結婚願望もなくなりましたねえ。なんかもうねえ」

 愛犬のトイプードルをなでながら「この子と幸せに暮らしていければ、それでいいんです」と続けた。キャリアアップと結婚。これらをてんびんにかけ、葛藤した時期もあったのか。そして結果的におひとりさまで生きていくという道を選んだか。有働アナはNHKでの出世街道からも自ら降りて、フリーに転身。日本テレビ系「news zero」で、今度は夜の顔となって、活躍を続けている。所属はマツコ・デラックスらのいる芸能プロだ。

 アラフィフになると、女はだいたい子育てからも解放され、もう一度自分に立ち返り、若い頃かなえられなかった夢に再挑戦したりしながら、身の丈に合った生活を求めるらしい。長年、ひとり暮らしをしてきて、それに慣れ親しんだ有働アナにとって、結婚は新たな異物を取り入れるようなもの。その願望はゼロじゃないにせよ、それで今の暮らしが乱されるのだったら、しないでもいいと考え始めているのかも知れない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間