著者のコラム一覧
松平健俳優

1953年11月、愛知県豊橋市生まれ。7人きょうだいの末っ子。78年、24歳の若さで「暴れん坊将軍」の主役を務める。2004年に「マツケンサンバⅡ」が大ブレークし、NHK紅白出場。新曲「マツケン・アスレチカ」(徳間ジャパン)を発表。

20代30代は相当飲んだが…最近は湯上がりのビールもない

公開日: 更新日:

 その甲斐あって、松平は24歳という若さで「暴れん坊将軍」(テレビ朝日系)の主役に大抜擢される。勝新に比べると、異例の早さの出世だった。

「勝さんには、同い年で大映でも1954年専属契約同期の市川雷蔵さん(31~69年・享年37)というライバルがいました。しかし、人気面では圧倒的に雷蔵さんに後れを取っていたのです」

 スマートな市川雷蔵はデビュー2年目の「新・平家物語」(55年)の平清盛役で先にスターの座を駆け上がり、「炎上」(58年)の演技で人気を不動のものにした。

「勝さんが、雷蔵さんをしのぐ人気になったのは『悪名』『座頭市』シリーズがヒットした60年代に入ってからでした。勝さんは当時を振り返って、『映画はいつも雷ちゃんが主役だったが、夜の世界に来たら俺の方がスターなんだから』と話していましたね」

 銀座や祇園で豪遊することにかけては松平も師匠譲りで負けてはいない。「暴れん坊将軍」で初代・大岡越前守(忠相)を演じた横内正さんも、「気心の知れた仲間とドンチャン騒ぎだった」と当時を振り返っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった