城下尊之
著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

「娘に会いたい」泣き言を繰り返す高橋ジョージに贈る言葉

公開日: 更新日:

 しかし、難しいのは当の長女の気持ちだ。もちろん、離婚した父親にも面会交流権があるのは当然だが、そういう機会をつくろうと元の夫婦が動いても、子供自身が「会うのは嫌」と言ってしまえば、これはどうしようもない。首に縄を付けて引っぱっていくわけにはいかないからだ。とはいえ、高橋にしてみれば、娘は別居した小学生の頃のイメージのままで、母親が会わせる気がないのではないかと疑いたくなるのも仕方ない。ただ、母親というものは娘の意思は尊重するものだし、だからこそ前夫との面会について尋ねられた際、「そのあたりは、子供のことを考えて慎重に」と答えたのだと思う。

 子供には子供の気持ちがあり、それは年齢とともに変わってくるものだ。僕の離婚経験から言わせてもらえれば、子供の都合でどちらの親を選ぶか決めてくるものだが、どちらに親権があろうが、ある程度の年齢になると、“おかまいなし”になってしまう。

 高橋に言わせてもらえば、ツイッターなどで広く子供のことを言うのはいかがなものかと思う。子供に対しては、「常に愛していることと、会いたいと思えば、いつでも受け入れるよ」というメッセージを送っておくだけでいい。後は、自身の代表作をもうひとつ制作する努力を続けていく。その努力する姿を間接的に娘に見せていくことで、尊敬され頼りになる父親になっていって欲しいのだが……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”