紫綬褒章を受章 オール阪神巨人“凸凹コンビ”45年の軌跡

公開日: 更新日:

「3時間半かかって色を抜いた」

 人生初の金髪にしたオール巨人(67)が頭に手をやると、「高須クリニックの院長か」とオール阪神(62)が突っ込む。阪神が軽い脳梗塞で約2週間の入院を経て、ことし4月に大阪・なんばグランド花月で揃って復帰のステージを踏んだときだ。病み上がりに加え「ネタ合わせ」も満足にできなかったそうだが、病気すら「阪神くんが梗塞で倒れた、阪神高速」とネタにして客席を笑わせた。

■趣味も性格も正反対

 2019年春の褒章受章者。上方漫才界では、夢路いとし・喜味こいし、宮川大助・花子に続く3組目。来年、芸能生活45周年を迎えるベテランコンビは、184センチと160センチの身長のみならず、趣味も性格も正反対の凸凹である。

 芸能リポーターの城下尊之氏が言う。

「たとえばテレビ番組の収録には、当然のように、局入りからしてバラバラ。巨人さんが時間厳守なのに対して、阪神さんはのんびりタイプで、仕事の入りからしてぶつかり、けんかになったりしていたそうです。また巨人さんは酒豪のたばこ嫌いなら、阪神さんは下戸で愛煙家の甘党。プライドが高く気性のはげしい巨人さんが、若い後輩芸人に礼儀や仕事の規範にいたるところまで、ときに厳しいことも言う親分肌の一方で、阪神さんはとにかくいい人にして、ギャンブルに女性好き。それで借金を抱えたり、離婚を経験されたりしています。そんな正反対のコンビだからこそ、決してナアナアになることなく、お茶の間やお客さんにウケ続けているのでしょう。これだけ長く第一線というのは凄い」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    長女Cocomi"突然の結婚宣言"で…木村拓哉と工藤静香の夫婦関係がギクシャクし始めた

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  1. 6

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 7

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  3. 8

    "お騒がせ元女優"江角マキコさんが長女とTikTokに登場 20歳のタイミングは芸能界デビューの布石か

  4. 9

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題

  2. 2

    トリプル安で評価一変「サナエノリスク」に…為替への口先介入も一時しのぎ、“日本売り”は止まらない

  3. 3

    27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂

  4. 4

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  5. 5

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  1. 6

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  2. 7

    今田美桜が"あんぱん疲れ"で目黒蓮の二の舞いになる懸念…超過酷な朝ドラヒロインのスケジュール

  3. 8

    織田裕二「踊る大捜査線」復活までのドタバタ劇…ようやく製作発表も、公開が2年後になったワケ

  4. 9

    「嵐」が2019年以来の大トリか…放送開始100年「NHK紅白歌合戦」めぐる“ライバルグループ”の名前

  5. 10

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞