出前館が連続赤字に下方修正…筆頭株主LINEヤフーにのしかかる重荷

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 出前館の2025年8月期第3四半期の売上高は前年同期比21%減の302億円、営業利益は31億円減と前年に続き赤字となった。通期では売上高22%減の395億円、営業利益48億円減を予想している。

 コロナ禍で急速に伸びたが、失速しているようだ。売上高は20年度に100億円を超え、23年度は514億円となった。24年度は504億円で維持。だが、前述の通り今期は100億円超の減収となる見込みだ。

 出前館が公表するアクティブユーザー数も22年度の878万人をピークに減少の一途をたどり、500万人を下回る。一方で、ウーバーイーツジャパンは24年の国内売り上げが2ケタ成長だったと公表している。

「デリバリー市場が全体として苦戦している要因は、コロナ特需の終了やインフレに伴う需要忌避が考えられる。いわゆる『デリバリーサービス』を始めたのはウーバーが16年、出前館が17年であり、先行者利益があるのはウーバー。配達員のバッグもウーバーの方がインパクトは大きかったことも、ウーバー1強につながった」(ジャーナリスト・谷頭和希氏)

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