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菅谷齊東京プロ野球記者OBクラブ会長

1943年、東京都生まれ。共同通信社でV9時代の巨人をはじめ、阪神などを担当。1970年代からメジャーリーグも取材した。野球殿堂選考代表幹事を務めたほか、三井ゴールデングラブ賞設立に尽力。現在は東京プロ野球記者OBクラブ会長。

二刀流ベーブ・ルースの最終登板は38歳・完投勝利…投手として通算10シーズン94勝46敗

公開日: 更新日:

 二刀流・大谷翔平が記録を打ち立てるたび、その名が取りざたされるベーブ・ルース。レッドソックスからヤンキースに移籍した1920(大正9)年から本格的に打者一本となった「野球の神様」は、35年の現役最終年まで本塁打を打ちまくった。

 では、投手としてはどうだったか。最後の登板を完投勝利で飾っていることはあまり知られていない。

 33(昭和8)年10月1日のシーズン最終戦。ヤンキースタジアムでのレッドソックス戦に先発し、12安打を浴びながら9イニングを投げ切り、6-5で勝利。シングルヒット11、四球3、奪三振ゼロと、打たせて取る技巧が冴えた。

 五回裏には自ら34号本塁打を放って6-0。結果的にその一発が決勝点になったことになる。年齢は38歳8カ月だった。

 この頃のルースは衰えがはっきりし、翌34年は22本塁打。加えて監督の名将ジョー・マッカーシーと折り合いが悪く、ヤンキースは頭を悩ませていた。その上、マッカーシーの契約がこの年限りで終わることを見越し、後任監督の野望を持っていた。

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