「いだてん」はオワコン NHK早くも「麒麟が来る」必勝態勢

公開日: 更新日:

 いよいよ断末魔の様相だ――。

 16日に放送された大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~」の第23回の平均視聴率が6.9%だったことが分かった(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。

 9日に放送された第22回は同6.7%で、「大河ドラマ史上最低視聴率」という不名誉な記録をマーク。それを0.2ポイント上回ったものの、2週続けての6%台。2桁を割った第6回(9.9%)から、18回連続で1桁で、一向に復活の気配は見えない。

 NHK局内の関係部署はお通夜のように静まり返っているという。現場スタッフから漏れてくるのは嘆き節ばかりだ。

「何をどう変えればいいのか……。制作チームの士気はとてつもないほど下がっています。誰も口にこそ出さないが、内心クランクアップの日を指折り数えて待っているような状態です。まさに末期ですよ」(NHK関係者)

「いだてん」の惨状をはた目にNHK上層部が密かに期待を寄せるのが2020年のオリンピックイヤーに放送される長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」だ。鉄板といわれる“戦国モノ”で一気に巻き返しを図るべく、必勝態勢を指示したという。

「ここだけの話ですが、局上層部の中では『いだてん』は完全なオワコンです。なかったことになっていると言っても過言ではない。連絡会議や幹部会で報告がなされてもその場に居合わせた理事はみな、シラ~ッとして誰も興味を示さないんです。それよりもいつの間にか話題は“『麒麟』をどうやったら盛り上げられるのか”にすり替わってしまう。『いだてん』のスタッフは小さくなっています」(事情通)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」