車内販売のバイトが転機 鉄道タレント木村裕子の極貧時代

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 グラビアなど元はビジュアル路線だったが、鉄道アイドルとして話題になり、現在はバラエティーに進出中の木村裕子さん(36)。数々のバイト遍歴でもっとも続いたのも、鉄道に関するあの仕事だそうで……。

  ◇  ◇  ◇

 地元の名古屋で高校卒業後、芸能界に入るため上京する資金づくりにSE(システムエンジニア)をやってました。その仕事の技術のおかげで、ホームページをうまく作ることができたので、自分のHPを作り、当時はやってたネットアイドルになりました! それが18~19歳。ネット上で人気が出ると、雑誌に写真が載ったので「私っていけるんだ!」とちょっと勘違いした時期(笑い)。

 本格的に活動しようと決めたけど、親が反対していたので家出同然で飛び出した。東京より電車賃が安いから大阪に行きました。ネットアイドルの頃に知り合った大阪の男性が「オレ、事務所やってるから来いよ」と言ってくれたし。でも、会ってみたら事務所はやってないし、仕事もないし、その男性にだまされたみたい!

 大阪でひとり、仕事はなく、お金もない。その頃が一番極貧でした。川沿いの土手のツクシを摘んで食べてました。砂糖で煮たり、トースターで焼いたり工夫して。一番おいしいのは醤油で煮たもの。土手に食べ物がいっぱいあるので、春は最高でした(笑い)。

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