ユン・ジョンビン監督「絶対に正しいと信じてはいけない」

公開日: 更新日:

 ――韓国でのほか、カンヌで称賛され、日本でもヒットしています。

「南北に関連した映画はたくさんつくられてきましたけど、本作は北朝鮮を内側から描写した初めての映画だからかも知れません。飢えた子どもたちが、ぼろをまとい、ごみの山の中をさまよう場面もあります」

 ――これから見ようという方々へ。

「繰り返しになりますが、何でも絶対的に正しいと信じてはいけない気がします。私たち一般人は権威に弱く、情報や世論を操作されているか分からない。もちろん、信じなさすぎることも問題ですが、常に裏には見えない何かが存在していると思いますし、批判的に受け取る必要があると考えます。可能なかぎりその裏に迫りましたので、そのあたりを考えて見ていただけると幸いです」

 シネマート新宿ほか全国順次公開中。

(聞き手=長昭彦/日刊ゲンダイ

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾