今やワイドショーの命運握る 天気キャスターはなぜ人気?

公開日: 更新日:

 情報番組やワイドショーの「お天気コーナー」は、気象情報を伝えるだけではない、もうひとつの役割があるという。チャンネルを替えようとする視聴者の手(指)を、思わず止めさせるのだ。

「ワイドショーと情報バラエティーはザッピングが多いのですが、天気が話題のときは、なぜかチャンネル移動が少ない。つまり、視聴者をつかまえておくことができるんです。各番組とも、好感度の高いお天気キャスターを起用しようと、ウの目タカの目で探してます」(キー局ディレクター)

 その気象予報士で、目下、2強といわれるのが、天達武史(フジテレビ系「とくダネ!」)と木原実(日本テレビ系「news every.」)。フジ玄関前や日テレ大屋根広場から中継で出演し、スタジオが「あまたつ~」「木原さ~ん、そらジロー」と呼び出すのがお約束になっている。それをきっかけに、それまでの事件ものや芸能スキャンダルの話題から、がらりと雰囲気が変わる演出になっているのだ。

■四天王は年収2000万円?

 人気の理由は、いまや大御所の森田正光(TBS系「Nスタ」)もそうなのだが、滑舌が悪く、予報がしばしば外れるところ。外れたことを番組のメインキャスターに突っ込まれると、困ったようにモゴモゴと言い訳して、それも親しみやすいと見どころになっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」