今やワイドショーの命運握る 天気キャスターはなぜ人気?

公開日: 更新日:

 情報番組やワイドショーの「お天気コーナー」は、気象情報を伝えるだけではない、もうひとつの役割があるという。チャンネルを替えようとする視聴者の手(指)を、思わず止めさせるのだ。

「ワイドショーと情報バラエティーはザッピングが多いのですが、天気が話題のときは、なぜかチャンネル移動が少ない。つまり、視聴者をつかまえておくことができるんです。各番組とも、好感度の高いお天気キャスターを起用しようと、ウの目タカの目で探してます」(キー局ディレクター)

 その気象予報士で、目下、2強といわれるのが、天達武史(フジテレビ系「とくダネ!」)と木原実(日本テレビ系「news every.」)。フジ玄関前や日テレ大屋根広場から中継で出演し、スタジオが「あまたつ~」「木原さ~ん、そらジロー」と呼び出すのがお約束になっている。それをきっかけに、それまでの事件ものや芸能スキャンダルの話題から、がらりと雰囲気が変わる演出になっているのだ。

■四天王は年収2000万円?

 人気の理由は、いまや大御所の森田正光(TBS系「Nスタ」)もそうなのだが、滑舌が悪く、予報がしばしば外れるところ。外れたことを番組のメインキャスターに突っ込まれると、困ったようにモゴモゴと言い訳して、それも親しみやすいと見どころになっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 4

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  5. 5

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  1. 6

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  2. 7

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  3. 8

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  4. 9

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  5. 10

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及