NHK「チコちゃんに叱られる!」は外注制作だから成功した

公開日: 更新日:

 芸能界の大御所たちがいま、いちばん出演したいテレビ番組は、NHKの「チコちゃんに叱られる!」(金曜夜7時57分)なのだという。近ごろはちょっと忘れられがちだけど、チコちゃんに叱られれば、また世間に思い出してもらえて、お年寄りから子どもまで、あらゆる世代で好感度がアップするからだ。

 チコちゃんがここまで人気者になるとは、NHKも予想していなかっただろう。成功のきっかけは、フジテレビ系のプロダクション「共同テレビジョン」に制作を委託したことだった。

 もともと、共テレの名物プロデューサー小松純也の持ち込み企画なのだが、これまでのNHKだったら、民放制作会社に番組を丸投げするなど考えられなかったし、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」という決めゼリフも、「5歳の子どもに汚い言葉をしゃべらせるな」と、局内から反発が起きたはずだ。そうならなかったのは、働かさせ過ぎ問題があったからである。

 ちょうど番組が立ち上がるころに、電通が新入社員の過労自殺で労働局の強制捜査を受け、その3年前にNHKでも記者が過労死していた。職員の業務軽減を迫られたNHKは、外注を増やすことにしたのだ。そこにチコちゃんが生まれた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    京都・向日市、府内初の130メートル級、ゆがんだ建設計画に立ち向かう辣腕弁護士

  4. 4

    フィフィ氏とYouTube元制作者の間に何があった? 食い違うそれぞれの主張【後編】

  5. 5

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    フジテレビ堤礼実アナの「ミニスカ」は問題なのか? “顔面アップ”に続く過剰反応で消滅危機

  3. 8

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  4. 9

    自民党新幹事長は有村治子総務会長の横スベリか… 安倍人事をなぞるのが高市人事

  5. 10

    蒼井優が夫・山里亮太との初共演で母性見せるも…元“恋多き女”に立ちはだかる「共演NG」問題