消滅は今年3月なのに…TBS「2時間ドラマ」来年復活の狙い

公開日: 更新日:

 1989年から30年間続いた2時間ドラマ枠「月曜名作劇場」(TBS系)が今年3月に終了。最盛期に月30本放送された2時間ドラマがテレビから消えてしまった。

 2017年3月に亡くなった渡瀬恒彦から内藤剛志にバトンタッチした「十津川警部シリーズ」、平岡祐太が主演を務める「浅見光彦シリーズ」などは根強いファンがいただけに、2時間ドラマの終了はファンにとって残念なニュースとして大きく取り上げられた。

「2時間ドラマが次々と終了したのはコストの問題でした。ロケが必要で、撮影期間も長いため、1本当たりの制作費が約6000万円もかかってしまう。それでも視聴率が10%を超えることが減ったため、コスパが悪いとみられるようになってしまいました」(ドラマ関係者)

 もっとも、高齢化社会を迎えて、2時間ドラマのニーズはむしろ高まっている。高視聴率が見込めなくても、確実に番組を見てくれるコア層も存在する。そこで、TBSは早くも来年4月からBS―TBSで2時間ドラマを再開することを決めたという。

「若手俳優を積極的に起用するなどして、予算を4000万円程度に抑える方針のようです。それでも視聴率が稼げるようだったら、地上波での復活も視野に入ってきます」(TBS関係者)

 復活第1弾はどんな作品が放送されるのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗