映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」にパクリ疑惑

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 2日から公開している映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」が“ゲームファンの気持ちを逆なでしている”と炎上している。

 本作は「ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁」のストーリーを原案にしたドラクエ世代が楽しめる作品で、シリーズ初の3DCG。初週4位、2週目7位と興行成績は上々で「ALWAYS 三丁目の夕日」「STAND BY MEドラえもん」を手がけた“ノスタルジーの名手”山崎貴氏が総監督と脚本を担当。中年向けヒット狙いに盤石の体制を敷いたわけだが、キャラクターデザインが鳥山明氏でないために違和感を覚えたり、幼なじみのビアンカと富豪の娘のフローラのどちらと結婚するかという“ビアンカ・フローラ問題”がアッサリ描かれ過ぎていたりと肩透かしを食う場面が散在。特に終盤のラスボスと戦う場面は非難ゴーゴー。山崎氏は「いいエンディングを思いついた」と自負するが、めでたしめでたしを期待したファンはガッカリどころか「ゲームユーザーをバカにした」とネットで酷評が相次いでいる。映画批評家の前田有一氏がこう分析する。

「ファンは今も自分がキャストのひとりで、ドラクエを達観して見ていないことに山崎氏が気づいていなかったのでは。ただ、ハリウッドにも負けないCG技術を持ちながら、毎回原作のいいとこどりにした、懐古調の作品ばかり求められてしまう山崎氏のアンチテーゼだとしたら共感に値する。いずれにしろ、今後は安易な映画化にブレーキがかかると思います」

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