著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

詐欺事件、ヤクザ愛人説、ギャンブル好き…報道の99%が嘘

公開日: 更新日:

 80年代後半から90年代にかけて、“演歌の女王”“元祖韓流スター”と呼ばれ、セクシーなハスキーボイスと抜群の歌唱力で、「大阪暮色」や「すずめの涙」「北空港」など次々とヒット曲を飛ばした歌手・桂銀淑(58)。

 88年から7年間、紅白歌合戦に連続出場して、趙容弼、金蓮子、BoAら韓国人歌手を超える紅白出場記録を更新した。88年度有線放送大賞グランプリにも輝いている。

 ところが、2007年末、覚醒剤所持の現行犯で逮捕、懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け、翌年8月ビザ切れをキッカケに韓国に失意のどん底で帰国した。

 その後、韓国でも歌手活動の復帰を目指しているさなか、14年、突然降りかかってきた詐欺事件や覚醒剤事件に巻き込まれて、懲役1年2月の実刑判決を受けて服役するなど小説以上の波瀾万丈の人生を送っている。

 その彼女が今年5月、「Re:Birth」(生まれかわり)というタイトルの新アルバムを発表、ディナーショーの準備や、ミニコンサート出演、テレビの仕事などで多忙な毎日を送っているという。韓国マスコミでは対人恐怖症やうつ病に悩んでいるという悪質デマも流れていたが、直接会ってみると、スッピンながら表情は明るく、かつての“演歌の女王”のオーラがあった。挨拶の握手が終わるなり、新作アルバムとキャンペーン用の「桂」と書かれたキャップを渡してくれた。やる気満々という感じで、こちらが圧倒された。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です