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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ハライチは詮索されない澤部と正論岩井の不思議なバランス

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 なぜなら「どこかにオリジナリティーを求めてしまい、“自分らしさ”を入れてしまいたくなる」から。岩井はまさにこのタイプ。一方、澤部にはそれがない。他の番組や芸人を見て、いいと思ったことを100%実行に移せてしまうのだ。だから、澤部は常に平均点以上を叩き出せる「最強のバラエティー芸人」になったのだ、と。

 岩井と澤部が仲良くなったのは小5のときだった。岩井から見たその頃の澤部の印象は、今とは真逆で「どこか笑いのセンスのあるやつ」だった。他のクラスメートとは一味違う笑いのとり方をしていたのだ。

 澤部は変わったのだろうか。そうではない。実はその頃も岩井や他のクラスメートが聞かないような深夜ラジオを聞いて、その笑いの取り方を100%実行していただけだったのだ。

 テレビの中で常に明るく元気に振る舞う澤部。こういうタイプは「実は闇を抱えているんでしょ」などと言われることが多いが、澤部はあまりそうした詮索はされない。「澤部は詮索されてないってところが実はヤバいんじゃないかなって」(フジテレビ「久保みねヒャダこじらせナイト」19年8月16日)と、岩井はそのスゴさを語る。

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