楽しそうな姿が羨ましく…小痴楽「親父みたいになりたい」

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 小痴楽は1988年12月13日、渋谷区で5代目柳亭痴楽の次男として生まれた。本名は沢辺勇仁郎。ちなみに、長男の名は「しんたろう」である。やんちゃな子供だったという。

「親父の落語を聴いたことがなかったんです。ただ、お笑いは好きで、中学生の頃、お笑い芸人になりたいと思って、同級生とコンビを組んで、仲間内に受ける学校ネタの漫才みたいなことをやってましたね。コンビはお互いの呼吸が合わないと受けないから、相方がいるのが面倒になって、ひとりでやるほうがいいと思いました」

 落語家としての素養が芽生えたとも言える。

「ただ、ひとりでやるにしても何をやったらいいかわからない。そんな時期に、親父が持ってた8代目春風亭柳枝師匠のカセットテープを聴いたんです。『花色木綿』で、聴いてるうちに『自分がやりたいのはこれだ』と思いました」

 すぐ父親に相談したわけではない。痴楽は簡単に息子を落語家にするような甘い父親ではないからだ。私も付き合いがあったからよく知っているが、子煩悩だけれど、厳しい父親でもあった。

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