著者のコラム一覧
コトブキツカサ映画パーソナリティー

1973年、静岡県生まれ。映画パーソナリティー&映画心理カウンセラー。有働由美子、マツコ・デラックスと同じナチュラルエイトに所属。ハリウッドのエピソードから心理まで多角的に作品を網羅。水道橋博士も信頼を寄せる映画専門家。

木下優樹菜は「猟奇的な彼女」で不快な思いを感じて欲しい

公開日: 更新日:

「ぶっ殺されたい?」が口癖の彼女は、とにかく口が悪く、あらゆる人たちと衝突。酒を飲みながら彼女は周りの客などお構いなしで激しくキョヌを罵倒します。そこにいくら正義があったとしても、言い方や伝え方次第では暴力となり、言われた当事者、第三者からすれば不快感しか残りません。ユッキーナも姉を守るという正義だけに目が行き、SNSのマイナスの影響力に想像が及ばなかったのかもしれません。客観的に“彼女”の行動や言動を見ることで、自らの発言がどのように相手にダメージを与え、不快な思いをさせるかを感じて欲しいと思います。

 物語の終盤、自らの発言や行動を悔いる“彼女”が可愛く見えてきます。素直な気持ちを伝えたいという“彼女”の強い思いが、ゆっくりと視聴者に浸透していくのです。

 フジモンとは離婚してしまいましたが、本作を見てユッキーナも相手をおもんぱかる気持ちが芽生えてくれたらと願います。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃