#MeTooに参加 インリンさんがセクシーを発信し続ける理由

公開日: 更新日:

 2000年代初頭、愛らしいルックスと大胆な「M字開脚」でグラビア界を席巻。バラエティー番組やプロレス参戦でも話題になった。台湾出身のインリンさんだ。当時、「インリン・オブ・ジョイトイ」の名で男性たちをとりこにしたものだが、今どうしているのか。

  ◇  ◇  ◇

「東京には久しぶりに来たんですよ」

 東京メトロ茅場町駅から近い弊社の会議室で、そうほほ笑んだインリンさん。

 黒のオフショルダーのカットソーがシミひとつない真っ白な肌を際立たせている。美貌はグラビア時代と変わらないが、今や3児の母。表情はすっかりママの顔だ。

「そんなことないですよ、いつも怒ってます。双子の姉弟がケンカばかりなので。怖いお母さんなんじゃないかしら」

 インリンさんは08年に6歳下の日本人一般男性と結婚。その後、家族で故郷の台湾に戻り、13年に双子を出産した。現在は台北の自宅で育児に追われる日々だ。

「私が家族を台湾に引っ張っていったと思われがちなんですが、長男が生まれてすぐ、台湾にほれ込んだ夫の強い希望で移住したんです。私が年上だから、強いイメージなんでしょうね。今は毎朝6時に起きて、子供たちの世話と家事がひと通り終わってから、仕事に取り組んでいます」

 昨年、日本での活動を約8年ぶりに再開。雑誌グラビアで以前と変わらぬあで姿を披露した。M字開脚も健在だったが、主婦となった今、気になる家族の反応は……?

「うーん、夫はグラビアを見てないんじゃないかな。結婚当初から、私がドラマでキスシーンを演じたりすると『見たくない!』という人でしたから(笑い)。子供も大きくなり自分の時間を持てるようになったので、やりたいことをやろうと」

 日本と台湾でタレントとして活動する一方、表現者としての顔も。女性メディアでのコラム執筆や、ユーチューブで「インリンちゃんねる」を開設し、台湾の観光情報などを発信している。

 また、“撮る側”として自身のインスタグラムに作品を発表。見ると、セクハラを受けた女性が男性に反撃する写真がストーリー仕立てで並んでいる。「#MeToo」のハッシュタグ付きだ。

「私もグラビア時代からよく勘違いされました。『そんなセクシーな格好をして、誘ってるんだろう?』と。同じように悩んでいる女性たちの力になれればと思って」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか