著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

木村拓哉“高倉健方式”で脱アイドル成功 10代ファンも急増

公開日: 更新日:

 最近、10代の女の子の間では木村拓哉を「かっこいいおじさん」と呼んでいるそうだ。こんな話が話題になるのも、キムタクへの関心度の高さ。

 アイドルのなかでも別格といわれたキムタク。年を重ねても一向に変わらない存在であることを再認識する。そんなキムタクもすでに47歳。2人の娘を持つ立派なおじさんだが、いまだにアイドルというイメージで見られている。

 SMAP解散から丸3年。木村は俳優業に軸足を置いて活動しているが、依然として「何を演じてもキムタク」の評が変わらないのも、アイドルのイメージを引きずっているからに他ならない。課題は、いかに「脱アイドル」を図っていくかにあったが、ようやく変化が見られだしたのは昨年。本格的に始めた俳優業は映画「マスカレード・ホテル」でホテルマン。年末にはドラマ「グランメゾン東京」(TBS系)でシェフ。年明けは「教場」(フジテレビ系)で教官とタイプの違う役をこなした。

 とりわけ目を引いたのは髪形。裾を刈り上げた七三分け。軽くパーマを当てワイルド風。教官役の白髪。「かっこいいおじさん」は「教場」の宣伝の一環とのうがった見方もあるが、アイドル色を一新する効果は十分にあった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした