「テセウスの船」好調の裏で…上野樹里“主役食い”の懸念

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 そんな不安をよそに番組プロデューサーは「竹内さんの代表作品といわれるようなドラマを作りたい。手を貸してもらえませんか?」と上野を口説いて出演にこぎつけたという。

■NGなしの一発勝負を要求

 今のところ、竹内の最愛の妻役を見事に演じ切っている上野だが、「いつ“劇薬”に転じるか分からない」――。昨年末、制作陣のそんな心配を象徴するような出来事があった。事件の真相究明のために竹内と記者役の上野が被害者の集会に乗り込むシーンの撮影が行われたのだが、上野は「ここはもう少し揉み合う感じにした方がいいですよね?」と演出家にアドバイスしたという。頭を悩ませていた演出家は思わずうなずき、その横では役作りに窮した竹内が頭を抱えていたという。“特別出演”とは主役クラスの大物が主役以外で出演する場合に使用する名称だが、これではどちらが本当の主役か分からない。

 続くシーンの撮影でもアドバンテージを握ったのは上野だった。被害者から顔面にコップで水をかけられるカットの撮影だったが、ADに「メークや衣装を濡らしたくないからね!」と、暗に“NGなしの一発勝負”を要求。現場の緊張感は一気に高まり、スタッフらはコップの水が飛ぶ角度、洋服の汚れ方をめぐって何度となくリハーサルを繰り返し、そして本番……。

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