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影山貴彦同志社女子大教授

▽かげやま・たかひこ 同志社女子大学学芸学部メディア創造学科教授。1962年、岡山県生まれ。早大政経学部卒。86年に毎日放送入社、「MBSヤングタウン」ほかテレビとラジオの番組を手掛ける。ABCラジオ番組審議会委員長、GAORA番組審議会副委員長、日本笑い学会理事。著書に「テレビドラマでわかる平成社会風俗史」(実業之日本社)、「おっさん力」(PHP研究所)、「テレビのゆくえ」(世界思想社)など。

「R-1ぐらんぷり」“無観客”がもたらしたエンタメの可能性

公開日: 更新日:

 Bブロックで3人が同点の際、審査員ではなく、ツイッターとdボタンによるお茶の間ポイントの高い芸人が勝ち抜いたというのも、今旬かつ最適な判断基準になった。これがずっと続くとなると意味合いが変わる可能性もあるが、辛口批判も少なく、視聴者もおおむね納得、むしろ満足している。

“無観客”はある意味エンタメ界の原点回帰ともいえる。80年代、「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)が、「8時だョ!全員集合」(TBS系)の視聴率を追い抜いたのを思い出す。コントテイストで、スタッフだけが大声で笑う「ひょうきん族」の独特の世界観はあっという間にお茶の間に受け入れられた。作り手も受け手も割とすぐに慣れていくものなのだ。

■テレビ界がYouTubeに本格参入する糸口に

 無観客でも面白いものをつくることができる、視聴者も評価してくれる、ということが分かったことは作り手側にも大きかった。

 若い視聴者がYouTube的な面白さと捉えたことも興味深い。もしかすると、テレビ界がYouTubeに本格参入する糸口にもなったのではないか。

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