著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

語るも涙の「花嫁の父」残酷物語 連れてきたのはウガンダ

公開日: 更新日:

「よかった……でも、その人15歳年上なの……」「えっ、40過ぎの中年男!? そんなやつに手塩にかけた娘を奪い去られるのか……」と一瞬、頭に血が上る自分を感じたが、幸せそうにほほ笑む娘の顔を見て「う、うん……そうか、おまえがいいと思うんなら……いいんじゃないかな」と動揺を隠して、さきほどと同じ言葉を返したのだった。

 その、おまえがいいと思うんならの男こそ、何を隠そう、公称115キロでつねにムシャムシャと何かを食っているから口元が脂でテカテカと光っているウガンダさん(写真左)であったのだ。

 ウガンダさんを娘に紹介されたその瞬間、父は、その場で舌を噛み切って自決しようと決めた(と、俺は思うんだけどなあ……)。いったい父はどのような悪行を重ねたというのだ!? いや、実際そんなコトなど一切ないのに、この後を知れば、あなたもそう考えざるをえないと思うのだ……。

 数年後、下の娘が「会ってほしい人がいる」と一人の男を紹介した。父親の前に立つその男は、頭を角刈りに揃え、頬を東北出身者と思わせるほどに赤く染めた、たけし軍団のラッシャー板前(同右)であった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理