内村や岡村も…志村けんの“笑いのDNA”を受け継ぐ芸人たち

公開日: 更新日:

 各局で続々と追悼番組が放送され、志村けんさん(享年70)の早すぎる死を悼んでいる。

「生涯コメディアン」を貫いた“コントの神様”に降りかかった悲劇に、親交が深かったナインティナイン岡村隆史(49)は2日、「オールナイトニッポン」で「志村さんが笑いの教科書だった」と告白。ドリフ世代である岡村は、自身がバラエティー番組で見せる動きや表情はほぼ志村さんのコピー、パクリであると話した。

 岡村は番組内で「2代目バカ殿をやらせてください!」と言ったこともあり、志村さんも「しゃべくり007」(日本テレビ系)に出演した際は「岡村を2代目バカ殿に指名しています」と冗談まじりに話していた。

「かつて雑誌の対談で、話が結婚や子育てに及んだとき、岡村さんは『結婚して志村さんの“笑いのDNA”をどうにか残して欲しい』と話していました」(出版関係者)

■コント番組は敬遠される

 しかしながら“志村チルドレン”の岡村とて、現在、志村さんがやっていたような“コント番組”をすぐに持てる状況にあるわけではない。

 バラエティーがひな壇芸人を中心としたトーク番組、クイズ番組、お散歩番組、ネタ見せ番組などとなっている今、志村さんがやっていたような本格的なコント番組は、セットや衣装などの準備に大きなお金がかかるため、今のテレビ業界では敬遠されがちだ。

「現在、本格的なコント番組と呼べるのは、内村光良の『LIFE!』(NHK)くらいでしょう。しかしこれももともとは志村さんが内村に『コントを続けたほうがいいよ』とアドバイスしたことから内村さんがやり始め、続けているものです」(芸能関係者)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波