著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

巨泉宅へ 悪夢のTBS「ギミア・ぶれいく」打ち合わせ事件

公開日: 更新日:

 なるほど……じゃ「ギミア・ぶれいく悪夢の打ち合わせ事件」の時ですね……TBSが社運をかけて巨泉さん、森光子さん、関口宏さん、石坂浩二さん、竹下景子さん、ビートたけしさんらを毎週交代で進行役として起用した、まさにバブル番組「ギミア・ぶれいく」(火曜21時~22時54分)が開始されたのが1989年10月10日だから、俺が巨泉さんの別荘にいるのは、おそらく90年あたりではないだろうか……。

 そう、あの時、ハワイに行ったいきさつも、巨泉さんの超ワガママであったのだ。

 巨泉さんは「ギミア・ぶれいく」で進行役だけでなく、スーパーアドバイザーも務めていたのである。ま、正直なところ、あの当時、石坂さんやたけしさんにとどまらず、森光子さんまでまとめることができたのは巨泉さんの力のスゴさだったのだろうけど……。

 そして、ある時その巨泉さんのワガママの極みともいえる事件が起きたのだ。

「ウッシッシ、次のギミアの打ち合わせ、俺ん家でやろうぜ、ウッシッシ~」

 それを聞いた制作会社イーストのスタッフはもちろん「ハイ! よろしくお願いします!」の二つ返事。いや実際のところ、巨泉さんはあの頃、都内の超一流ホテルを自宅がわりにして住んでいたので(家は伊豆にあった)、スタッフは超一流ホテルや一流レストランでの打ち合わせで緊張するよりは伊豆の自宅の方がどれほど気が楽だと思ったんでしょう……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    竹内結子さん、石原さとみに立ちはだかった女優35歳限界説

  2. 2

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  3. 3

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  4. 4

    沢口靖子はまさに“奇跡のアラ環”!「2025年で『60歳』のお美しい女性有名人」圧倒的1位の原点

  5. 5

    視聴率トップ「モーニングショー」山口真由氏に続き…女性コメンテーター2人も"同時卒業"の背景と今後

  1. 6

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  2. 7

    山口真由氏「妊娠・休養」報道で人気を証明 復帰後に約束された「最強コメンテーター」の道

  3. 8

    杉田かおるが財閥創業者の孫との離婚で語ったこと

  4. 9

    林芳正氏が自民党総裁選“台風の目に”…「2強」失速でまさかの決戦投票進出あるか

  5. 10

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」