著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

横山やすし師匠、あの理不尽な苦痛を俺は一生忘れません!

公開日: 更新日:

 クルクルカラ~ン! う~ん、鼻腔を心地よくくすぐるコパトーンの甘い香りに、金髪美女の水着姿がホラ、あそこにもホラ、そちらにも……そうだ! まさにここは南の楽園、芸能人のステータス、ハワイなのだ。

 時代でいえば……え~っと80年代の真ん中あたりであろうか?

 時代や、細かなそこに至るまでの状況はまったくといっていいほど覚えていないが、ある一つのことだけは還暦を過ぎた今でもつい昨日のことのように鮮明に記憶しているのだ。

 そして、それを俺は生涯、この命が尽きるまで決して忘れないだろう……それほどの「理不尽な苦痛」を、あのワシや! 横山や!! の横山やすし師匠(1996年1月21日没、享年51)から受けたのである。

 いや芸能界、それもお笑い(しかも古き時代)をそれなりに長く生きてきたのだから、先輩の中に例えばバブル時代に、タクシーが乗車拒否ばかりで止まらない旨を伝えた瞬間に「車の前に飛び込んだら止まるやろー!!」と背中を激しく押されたり、酔っぱらって頭からオ〇ッコをまるで滝行のように浴びせられたりとあったが、それらはどれもこれも理不尽の中のギャグ(かなりきついけど)という根っこをどこかに感じられるものばかりであったから、心の中のどこかでやられる俺も笑えたし、許せないことなど皆無であったのだ!!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景