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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

火野正平の“人徳” 不倫取材なのに周りから笑みがこぼれる

公開日: 更新日:

 その時に感じたことは「火野は人前でも愛する女性の前で涙することができる」だった。実際、火野と付き合った女性は異口同音に「母性本能をくすぐる人。ほうっておけない男なのよ」という言葉がうなずけた。

 小鹿と別れた後も歌手の仁支川峰子とも不倫関係になり、京都から東京に戻る新幹線のグリーン席で手をつないで寝ている姿が写真に撮られるなど堂々としていた。不倫現場は尽きなかったが、どんな報道が出ようと対応の素晴らしさが火野にはあった。

■男からは「面白い」、女性からは「母性本能をくすぐる」

 家から出かける時に直撃にあえば、「京都に行けなくなるよ」と駄々っ子のようにしゃがみ込むこともあれば、「好きにやってよ」と屈託のない笑顔でかわす。連日、直撃するリポーター陣も笑顔でマイクを向けるほどだった。不倫の取材で笑顔が出る。今では考えられない光景があった。

 茶の間で見る人も男性は「面白い男」と評し、女性は「母性本能をくすぐる。好きになっても仕方ないかも」と見ていたと思う。火野は不倫で好感度も上がったとの見方もされた。別れた女性も火野と過ごした時間を「いい思い出」としている。

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