ギター漫談・堺すすむさん「な~んでか」誕生までは20年

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 でも、僕はギターを弾けないから、楽屋でギター教則本を開いて練習していたら、漫才の師匠方に「うるさい! ここは練習する場所じゃないんだぞ、バカヤロー!」と叱られて。

 仕方なく劇場の屋上に行き、練習してました。コード進行もAマイナー、Dマイナー、E7しか弾けないから、その3つで弾ける歌を探して。初心者だから、その頃の舞台はギター演奏に神経のすべてを使って、何をしゃべっているかわからなかったですね。

■「こんばんは、森進一です」のモノマネフレーズは僕が最初

 持ちネタはフランク永井さん、それから演歌も好きで、村田英雄さんの「無法松の一生」や「王将」とか。新世界では村田さんの歌を喜ぶお客さんが多かった。ネタなんかどうでもいいんです。

 でも、寄席だから「おまえ、面白くない! 笑わせろ!」と客席から声が上がる。それに対して「歌がいいんだからいいじゃねえか!」と怒る客がいる。

 二手に分かれて客席で口ゲンカが始まるんですよ。元気のいいおっさんばかりでしたから。僕はギターを下げたまま舞台につっ立って客のケンカを見てるんです。

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