著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

ツッコミ職人「かまいたち」濱家 唯一の弱点は高所恐怖症

公開日: 更新日:

「キングオブコント2017」で優勝。「M―1グランプリ2019」ではラストイヤーで準優勝。漫才もコントもできるコンビとして不動の地位を築いた「かまいたち」ですが、NSC時代の濱家君は相方を次々に代えて漫才をやり、山内君はピン(ひとり)でようわからんネタをやってました(ごめん!)。

 濱家君は料理に将棋にマジックなど一度凝りだすと、とことん追求するタイプで、3~4年前までは語尾に「おまえ!」を連発する心配性。ツッコむ時「違うやろ!」と言えばバサッと切れるものを、コンマ何秒の“間が怖く”て「違うやろおまえ~」と言ってしまい、切れ味がボヤケて耳障りになっていた。「今日は23回も言ったで」と私が指摘すると、“またやってもうた”という表情を浮かべていました。それが直った頃からより一層2人に風が吹いてきたように思います。

 そんな濱家君の唯一の弱点は“高所恐怖症”。千鳥がMCをつとめる大阪ローカルの番組でバンジージャンプを飛ぶことになった濱家君は新人ということもあり、高所恐怖症とは言えず足を震わせながらジャンプ台へ。1時間がたち、2時間が過ぎ、「はよ飛べや~」という千鳥の声も耳に入らず、微動だにしないまま日没を迎え収録は中止。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった