本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

メンタルの強さと柔軟さ キンコン西野が貫く“自分ルール”

公開日: 更新日:

相方・梶原雄太は「NSCで見つけた宝物」

 NSC在学中から20代前半にかけて“自分のルール”を決めて実行していたメンタルの強さと柔軟さは世界は違えどもサラリーマンの皆さんにも参考になると思います。

 さらに驚かされたのは「はねるのトびら」が全国ネットのゴールデンで視聴率20%を超えていた時に「それでもスターではなく“よくテレビで見る人”ぐらいの感覚だったので『終わった』と思って、次のことを探してました」と語っていました。

 この話を聞いた時、この子の目指す頂上はとんでもないところにあるんだと感心させられました。

 芸歴3年ほどでレギュラー番組を数多く抱えていた絶頂期、相方の梶原君があまりの忙しさにストレスで失踪。3カ月ほど音信不通になり、レギュラーが全てなくなってしまったことがありました。この間もひとりでできた仕事でも「梶原が戻りにくくなる」と自分も一緒に休み、いまでも相方を“NSCで見つけた宝物”と言う好漢・西野亮廣。これからどんな世界をつくっていくのか見守りたいと思います。

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