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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

密を逆手に…NHK紅白はコロナに便乗し変革する大チャンス

公開日: 更新日:

 18日のTBS系「音楽の日」を見た。東日本大震災の年に「一つになって歌の力でニッポンを元気に」を合言葉にスタートし、今年で10回目を迎えた。中居正広安住紳一郎がMCを務める生放送の音楽番組で9時間半の長丁場だった。視聴率も14~19時が9・9%、19時~23時18分が13・6%とまずまず。コロナ疲れで音楽が身に染みる。

■CMが多くテレビ局が元気に?

 年々、音楽特番の長時間化が甚だしく各局、年に数回は放送する。「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト」、テレビ朝日系の「ミュージックステーションスーパーライブ」、フジテレビ系「FNS歌謡祭」「FNSうたの夏まつり」など。「テレ東音楽祭」もある。気がついたのはCMが異常に多いこと。1人歌い終わったらCM、1人終わったらまたCMという感じ。新型コロナの影響もあり、CMの出稿量が激減、こんなにCMが集まることに驚く。「ニッポンを元気に」というコンセプト、特番ならばと企業もお付き合いでお金を出してくれたのではないか。元気になったのはテレビ局?

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